1. 事業承継・M&AならBATONZ(バトンズ)
  2. 事業承継・M&A売り案件一覧
  3. M&A記事・コラム
  4. アドバイザーインタビュー
  5. M&Aコンサルタントとして支援した案件の総額は200億円超!M&A業界特有の課題感から起業した信念とは

M&Aコンサルタントとして支援した案件の総額は200億円超!M&A業界特有の課題感から起業した信念とは

2024年02月07日

M&Aの仲介サービスを提供する「インバースコンサルティング株式会社」の代表取締役を務める齋藤和寿様は、これまで多くのM&A支援実績があり、M&Aアドバイザーとして長らく活躍されています。また、携わってきた案件は数千万円規模のものから50億円規模のものまで幅広く、成約価格の総額は200億円超に上ります。

銀行員として最初のキャリアをスタートした齋藤様は、融資業務・資産運用業務を経験。その後、M&Aの可能性を信じて外資系証券会社へ転職されます。上場企業をメインにM&Aやエクイティファイナンスに従事されたのち、中小企業専門のM&A仲介会社にて多くのM&A成約支援に尽力されてきました。

さまざまな立場の経営者に寄り添ってきた齋藤様が、どのような想いを持ってM&Aと向き合い、独立を果たされたのか。 M&Aアドバイザーとして大切にしているポイントなどを伺いました。

【齋藤様の略歴】

・大学卒業後、銀行へ入社し融資業務・資産運用業務を経験
・外資系証券会社へ転職し、上場企業をはじめとしたM&Aやエクイティファイナンスに従事
・中小企業専門のM&A仲介会社にて、多くのM&Aを支援
・2020年1月にインバースコンサルティング株式会社を設立

【インバースコンサルティング株式会社の企業概要】

2020年設立。東京都千代田区に本社を構え、「質の高いM&Aサービスを提供し社会に貢献する」というミッション、「日本に新たなM&Aサービスを確立する」というビジョンを掲げ、中小企業を中心にM&A支援サービスを提供。

会社HP:https://inverse.co.jp/hp/

 

苦労しながら飲食店を経営をしていた、母親のような経営者を助けたい

── これまでのM&A支援経験やご経歴について教えてください。

新卒から銀行員として働いており、2012年4月にM&A業界に参入しました。最初は日系上場企業のグループ会社である証券会社に入社をし、上場企業の合併や分割、増資の引き受けなどを担当していました。

そこで5年ほどキャリアを積んだのち、中小企業専門のM&A仲介会社に転職をしました。そこでは、リーダーとしてエグゼキューションの業務を担当したり、未経験の社員の育成などをしていました。その後、2020年にインバースコンサルティング株式会社を立ち上げて今に至ります。

これまでM&Aアドバイザーとして関わった成約価格の総額は、200億円超に上ります。支援した案件は、数千万円規模のものから50億円規模のものまで幅広く、現在は中小企業をメインに支援をしています。

── 銀行員からなぜM&A業界に転職しようと思われたのでしょうか?

私の母親がスナックを経営しており、すごく大変そうな姿を学生時代から見ていました。私が学校から帰ってきた後に親が仕事に行くので、大体夜は弟と2人で過ごすという生活をしていました。

特に、景気が悪くなった時の母親はとても疲れた姿をしており、母親だけではなく世の中の経営者はものすごく大変な思いをしているのではないかと感じていました

昼夜問わず働く母親の姿を見ているうちに「お金」というテーマに関心を持つようになり、大学卒業後は銀行へ入社しました。しかし、銀行での資金の支援には限界があることを目の当たりにしたんです。

そんな中、M&Aという手法であれば私の母親のように困っている経営者を救うことができるのではないかと思いました。M&Aという選択肢が出てきたのは、真山仁さんの作品である『ハゲタカ』の影響からです。そして銀行員を辞めて、転職をするという決断をしました。

理想のM&Aに向けて独立を決意!軽視されがちな無料相談サービスにも注力

── 独立をされた背景について教えてください。

理想とするM&Aを実現するために、独立する決意をしました。理想のM&Aというのは、売り手様はできるだけ高く、買い手様はできるだけ安くM&Aを実行できること、と定義しています。その実現のためには、売り手様は売却交渉の2〜3年以上前からしっかりと準備しておくことが重要だと考えています。

また、売るタイミングも重要です。多くのM&A仲介会社は成約に向けたスピード感を重視していることが多いと思いますが、場合によってはじっくりと待つことも大切だと考えています。

売却前の入念な準備をするところから、長期プランでじっくり支援できるサポート体制を構築したいと感じ、独立という選択をしました。

── ご自身(自社)の強みについてお聞かせください。

様々な事業規模やスキームでのM&Aに携わってきたので、経験の幅には自信があります。上場企業のM&A支援から始まり、中小企業も業種問わず数多く支援してきました。また、自分自身も経営者として独立しているので、経営者の方々の悩みに寄り添った支援ができることは強みだと思っています。

会社としては、売り手・買い手双方が望む『Win×WinのM&A』を目指し、質を重視したM&Aサービスを提供していることが強みです。ただ仲介をするのではなく、軽視されがちな無料相談サービスに重きを置き、丁寧なヒアリングとオーダーメイド型の提案を行っています。それにより、理想のM&Aに向けた伴走支援が実現できると思っています。

「M&Aは出口ではない。」成約後、さらに飛躍できるようサポート

── バトンズのようなM&Aプラットフォームをどのように活用されていますか?

売り手様の希望する譲渡先を探すことを目的に、さまざまなプラットフォームを活用しています。私が担当している案件も色んなプラットフォームに掲載しているのですが、応募してくる方の属性がプラットフォームごとにかなり異なるという実感があります。その中で、バトンズは量的にも質的にも一番良いなという感覚がありますね。

直近では、外国人をメインとする派遣会社の譲渡案件を担当していたのですが、成約した買い手様はバトンズを通じてマッチングをした方でした。その買い手様は、同じように外国人を対象とした事業をされていたので、事業内容がピッタリとハマりました。バトンズに掲載をする前から成約に向けて色々と動いていたのですが、なかなか進まなかった案件だったので本当によかったです。

── 今回の案件で苦労されたことはありましたか?

価格交渉の面で厳しさを感じました。ハードなネゴシエーションが生じる場面もあったので、少しでも双方に寄り添ったサポートができるよう、対面でのコミュニケーションも交えながら深くサポートすることを意識しました。

── 齋藤様の今後の展望についてお聞かせください。

売り手様にとって、「インバースコンサルティングに依頼して正解だったな」と思われるようなアドバイザーになりたいです。M&Aアドバイザーという仕事は、形のない商売・サービスのため良い悪いの判断がしづらいかもしれませんが、きちんと価値を感じていただけるような支援を努めていきます。

事実、M&Aのプロセスは知識がないと一人ではなかなか難しいところがあると思っています。情報格差がある中でも、売り手様に納得感を持っていただき、真摯に向き合って伴走支援をしていければと思います。

また、社長の中には後ろ向きの理由で譲渡を検討している方も多くいらっしゃると思います。長年人生を共に歩んできた会社を手放すというのは、寂しさを感じることもあるでしょう。

しかし私は、M&Aという選択肢は終わりや出口ではなく、成長の過程であると信じています。社長が手塩にかけて育ててきた会社を、M&Aによってさらに飛躍させられるように、今後も全力でサポートしていきたいです。

M&Aや事業継承について、
こんなお悩みありませんか?
M&Aを検討しているが、良い企業に出会えない
小さな会社で、売却先が見つかるか不安
M&Aを進めたいが、何から進めれば良いか分からない
バトンズはM&Aの売り手と買い手を
つなぐマッチングプラットフォームです。
累計5,000件以上の売買を成立させています。
またM&Aを進めるためのノウハウ共有や
マッチングのための様々なサポートを
行わせていただいておりますので、
まずはお気軽にご相談ください。
誰でも会社を売買できる時代に、テレビで話題急増中

アドバイザーインタビュー

その他のオススメ記事