2020年3月にM&Aアドバイザーとしての活動を開始して以降、多くのM&A案件に携わってきた福住優様。M&Aアドバイザーとして本格始動してからの約3年でご成約に導いた案件数は9件、成約価格の総額は累計で70億に上り、直近でも10億円規模の案件を成立させたばかりです。
今年でM&Aアドバイザー歴4年目を迎える福住様が、大型案件含め多くのご成約を支援してきた背景には、どんな工夫やこだわりがあるのか。成約直前で起きた苦難の経験やバトンズの活用術などを伺いました。
【福住様の略歴】
・2019年3月に 株式会社Buildsインターン開始
・2019年7月に株式会社ブルームキャピタル M&Aアドバイザリーアシスタントとして入社
・2020年3月にM&A BANK株式会社 M&Aアドバイザリーとして入社
・2020年4月に中央大学を中退
・2022年6月に M&A BANK株式会社 代表取締役社長就任
・2023年7月にDawnX株式会社を創業
【DawnX株式会社の企業概要】
2023年設立。IT領域で事業を展開しているベンチャー企業や不動産会社を中心に、M&Aアドバイザリー、M&A仲介事業を展開。2024年1月より情報メディア「M&A情報館」も展開予定。
会社HP:https://dawnx.co.jp/
幼少期から描いていた経営者になるという夢。強い会社を作るために飛び込んだM&A業界
私は、小学校4年生くらいの時から「大きくなったら社長になりたい」という漠然とした夢を持っていました。インターンを始めたのは、大学在学中にビジネスを形にしているすごい人たちと出会うようになり、「自分も何かしなければ」という葛藤や劣等感が生まれたからです。
そこからインターン先で素敵な出会いがあり、2019年7月からM&A業界に参入しました。M&A業界に興味をもったのは、元々簿記を学習していたというバックボーンも大きいのですが、M&Aというコンテンツに触れることで「どんな会社が資本市場から好まれるのか」、「どんな会社が“価値が高い”とされるのか」を知ることができたり、自分が会社を作る際の学びを得られるのではないかと感じたからです。
「どうせ起業するなら、強い会社を作りたい」と思っていたので、その考えから逆算をしたときに、M&Aアドバイザーが好ましいのではないかと考えました。
ちなみに当時からインターンシップや仕事というかは”修行”に近い感覚で取り組んでいます。(笑)
2020年3月に前職にM&Aアドバイザーとして入社をし、そこから約2年半で合計8件、譲渡対価にして累計30億円ほどの譲渡案件を支援してきました。株式譲渡がメインで、お客様はIT業界のベンチャー企業や不動産会社が多いです。
対応スピードや資料作成、財務諸表を読み解く力など、M&Aアドバイザーとして必要な基本的なスキルを体得しているのは大前提になるので割愛させて頂きますが、それ以外の要素としては人の心理に基づくコミュニケーション力の高さが強みだと思っています。
売り手様、買い手様双方の立場に立ち、心理的状況を把握しながら交渉をストレスフリーかつ円滑に進めることはアドバイザーとして重要だと思っていて、その上で作戦立てをしたり、どういう打ち手が必要かを考えながらM&Aを行うことが得意です(とは言いつつも絶対的にハードなネゴシエーションが生じてしまうのがM&Aディールなのですけどね・・)。その上で、私は常に関係各社の利益が最大化するような提案を心がけていて、その設計力と実行力が自分の強みだと感じています。
成約直前の予期せぬブレイクを乗り越え、バトンズで見つけた新たなご縁
スポーツ関連のマンツーマンレッスンを提供している会社で、直営とフランチャイズで約30店舗を展開している大きな事業がバトンズさん経由でご成約となりました。オーナーは複数社を経営されていることもあり、この事業の後継者を探しているという状況でした。
成約価格は10億ほどの成約事例となります。
バトンズさんで公開する前、実は別の買い手候補者とデューデリジェンス完了直前で予期せぬブレイクに見舞われました。約3カ月の時間をかけて関係性を構築して、合計100社ほどにおよぶ買い手候補の中から厳選をしましたが、明確な理由もわからずお相手の都合で破談となってしまって・・・・
とはいえ、どの案件にもブレイクのリスクはありますし、オーナー様もその認識は持っていただいておりましたが、丁寧に積み上げてきたことが突然消えてなくなってしまったことで、対象会社の経営陣を非常に困惑させてしまいました。
そういった事象が起こったことによるメンタル面の影響は事業運営にも影響が出てしまいますし、(事実上断られてしまった事によって)経営の不安にも繋がってしまっていたので、成約直前でのブレイクは自分の中で非常に苦労しました。
その後、自社のネットワークで再度打診をしていくことに加えて、バトンズさんを通じて新たな買い手候補者に打診をさせていただきました。結果的に、バトンズさん経由で出会った買い手様とご成約することができたので、良い機会を創出していただけたことに感謝しています。
他の媒体にも登録してみたのですが、使い勝手の良さや担当者様の柔軟な対応や提案など、総合的にみて今時点ではバトンズが一番良いと感じています。
自分のコネクションを使ってアプローチできる買い手候補はどこまでいっても限定的ですが、バトンズさんは全国規模で候補者を探すことができますし、これまで全く接点がなかったような業界の買い手候補の方とも繋がれるので、非常に有益かつ有効だと考えています。
使い方としては、自社でコネクションを有していない属性の会社に打診したいときに、よくご利用させていただいています。
また、ただプラットフォームとして活用するだけでは業界にゲームチェンジは起こらないが、我々のようなアドバイザーやはたまたM&Aの交渉力や知識を持つ経営者様が効果的に活用することでM&Aディールにレバレッジが掛かり、日本の社会課題の解決にも寄与する大事なポストを担われていくのでは、と活用させて頂きながらひしひしと感じております。
社会問題の解決に向けて、日本経済にインパクトを与えられる会社を育てる
M&Aアドバイザーとしての個人的な成績よりも、お客様の納得度や満足度を追求しながら目の前の仕事に尽力していきたいと思っています。今はIT系のベンチャー企業や不動産会社をメインにM&A支援をしていますが、今後はバトンズさんが向き合っているような、「高齢化に伴う後継者不足」などの社会課題の解決に邁進します。
現状、日本ではM&A仲介会社の数が年々増加しているにも関わらず、後継者不在企業の問題を解決するに至っていない現状があります。そういう課題解決に寄与できるアドバイザーであり、会社にしていきたいと思っています。
具体的には、まずITベンチャー企業のM&A支援を通じて、一定以上の能力がある人材であれば誰でもM&A支援が出来る組織作りを実現し、ゆくゆくは社会問題の解決を実現する日本の代表的企業となります。
また、すべての起業家にM&Aの選択肢を提供するべく情報発信も強化してまいります。それに伴い、「M&A情報館」という情報発信メディアをリリースします。2024年1月より順次公開予定で、今準備をしているところです。
アドバイザーである前にひとりの起業家として、日本という枠組みに囚われずにワールドワイドで活躍できる社長になりたいと思いますし、世界に名を馳せるような会社を作っていきたいと思っています。
とは言っても、まずは日本経済にインパクトを与えられるような存在感のある会社に成れるよう日々精進していきます。しかるべきタイミングが来ましたら、国も法律も違うクロスボーダーM&A領域にも参入し、ゆくゆくの海外展開も視野に入れながら日々活動しています。
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累計5,000件以上の売買を成立させています。
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