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地域に愛されるダンススクールを事業譲渡!新たな夢に挑戦すべくM&Aを決意

2023年11月09日

令和元年、愛知県にスタジオを構え、ダンススクールを設立された杉山様。きっかけは、ママ友から「子供にダンスを教えて欲しい」と頼まれ、地域のダンスサークルを始めたことでした。規模の拡大に伴い、サークルからスクールに変わり本格始動。生徒数100名を超えるダンススクールへと成長していきました。

子供から大人まで、老若男女が楽しめるダンススクールを営んできた杉山様ですが、ご自身の新たな夢に挑戦するために、バトンズを通じて事業を手放されることを決断されました。譲渡にあたり、どのように譲渡先を選ばれ、交渉を進めたのか。今後のビジョンとともに、お話を伺いました。


 

譲渡企業
スキーム 事業譲渡
業種 娯楽・レジャー(ダンススクール)
拠点 愛知県
譲渡理由 選択と集中

 

 

譲受企業
区分 法人
業種 娯楽・レジャー
拠点 愛知県
譲受理由 新規事業への参入

 


地域のダンスサークルからスクールへ。生徒数の増加に伴い、起業を決意

Photo by 1173238_s

杉山様がダンススクールを創業したのは、令和元年のこと。近所のママ友に「子供にダンスを教えて欲しい」とお願いをされて、ダンスサークルを開いたことが事業スタートのきっかけでした。

学生の頃にアルバイトでダンスを教えた経験がある程度で、本格的に指導をしたことはなかったという杉山様ですが、口コミにより参加する子供たちの人数は徐々には増加。公共の施設を毎週借りることが難しいこともあり、専用のスタジオを用意した本格的な始動に向けて、起業へと踏み切りました。

創業してからの事業運営について、杉山様は以下のように振り返ります。

「ダンスを踊ったり、教えたり、子供たちと関わったりするのはすごく楽しいですし、得意でした。一方で、教室内の環境を整えたり、経営する上で必須となる経理や事務作業をすることがすごく苦手で。表に立ってダンスを教えることと、裏方で事務作業を行うことの両立が大変でした。

生徒さんの年齢層は幅広く、一番下の子供は年少さんで3歳〜4歳くらい、上の方では、社会人や50代くらいの方もいらっしゃいます。幼児クラスや大人のクラスなど、年齢層に分けてレッスンをしているので、ほとんど毎日クラスがあります。その裏で事務作業も自分が担当していたので、そこは結構苦労しました。」

苦労がありながらも、生徒数も100名にまで増え、インストラクターを9名抱えるまでに事業成長。尾張エリアで幼児から大人まで楽しめることをコンセプトに、順調な経営を続けていきます。

ダンス以外でも自分を表現したい、夢を叶えるためM&Aを検討

Photo by danielle-cerullo-3ckWUnaCxzc-unsplash

「踊る喜びを感じ、本気で取り組む姿勢と成功体験をつくる」というビジョンを掲げて、地域に愛されるダンススクールを営んできた杉山様。M&Aの検討を始めたのは、新たな挑戦に踏み出したいという思いがきっかけでした。

「事業譲渡を検討したのは、モデルの仕事を始めたことがきっかけです。これまでダンスを教えることしかやってこなかったのですが、ダンス以外でも、もっと色々な形で自分を表現したいと思うようになりました。

一方で、自分のやりたいこととダンススクールを両立することができるか、と言われると不安でした。クラスも毎日のようにありますし、インストラクターの方はいらっしゃるのですが、業務委託なのでマネジメントが大変で。段々とバランスが取れなくなるのではないかと感じていました。

また、このままダンススクールを続けて、全国展開をして大きくしたいというような方向でビジョンも描けなかったので、今後どうしていこうかと悩んでいました。」

やりたいことが膨らんでいく一方で、今のダンススクールを完全に無くすことは子供たちを悲しませてしまう。杉山様は、どうにか両立できる方法を模索していました。

ダンススクールで杉山様が担当しているクラスをそのまま誰かに任せる、ということも考えていたそうですが、丸ごと他人に譲渡するという考えが当初は頭になかったと言います。ご自身で調べたり、税理士の方に相談する中で、M&Aという選択肢に出会い、バトンズには事業承継・引き継ぎセンター株式会社日本政策金融公庫からの紹介でご登録。そこから、事業譲渡に向けて具体的な交渉へと進んでいきます。

専門家の助けを借りて、約2ヶ月のスピード成約を実現

Photo by AdobeStock_571738648

バトンズに登録後、すぐに複数社から連絡があり、3社と面談をされた杉山様。「正直、事業を買ってくれる人が現れるとは思わなかった」と話しており、複数社から連絡が来たことに驚いたと言います。

3社と面談された杉山様は、どのような基準で譲渡先を選定されていったのでしょうか。

今まで通り、子供たちがダンスを続ける環境を守ってくれる、その想いを引き継いでくれる方に譲渡したいと思っていました。ダンスができる人がいいなとは思っていたのですが、最終的には全くダンス経験がない方に譲渡することになりました。そこは、面談していくにつれて考え方が変わりましたね。

ダンススクールを運営する上で、経営の知識や視点は必ず必要になります。現場はダンスのプロであるインストラクターが回せばいいのですが、お金の面や生徒さんたちが使いやすい環境を整備してくれる人は、必ずしもダンスのプロではなくてもいいので。

今回の譲渡先を選んだ決め手は、嘘をつかない誠実な方だなと感じたことです。過去に何度かM&Aを経験されている方だったのですが、失敗経験もあるという話を正直に話してくださったのが印象的でした。すごく真面目で誠実な方だったので、この方であれば譲渡しても安心だなと感じました。」

2023年6月にバトンズ上で案件を公開してから、譲渡契約を締結したのは同年8月。当初は、M&Aについて怖さや「大変そう」「わからない事が多くめんどくさそう」という印象を持っていたそうなのですが、バトンズに気軽に相談でき、想像よりもスムーズに進めたことで、M&Aに対する印象がガラッと変わったと笑顔でお話しくださいました。

経営者ではなく、表現者としての新たな挑戦へ

杉山様にとって、今回のM&Aは人生で初めてのご経験。バトンズの成約サポーターである二木と二人三脚で交渉を進めて、約2ヶ月でご成約を実現されました。今後は約1年間、ダンススクールの顧問として残り、業務の引継ぎを行うという杉山様に、最後にM&Aを終えてのご感想と今後のキャリアについて伺いました。

譲渡先が無事に決まり、背負っていたものを下ろすことができたので、すごく気楽になれた気がしています。ダンススクールの経営をしていたときは、自分でなんとかしなくてはいけないという気持ちが強くて、誰かに気軽に相談する事ができませんでした。しかし、今回のM&Aを通して、専門家の方々の助けを借りながら無事譲渡することができてよかったです。これからの人生において、何かしらの糧になると思います。

今後のキャリアはまだ明確に定まっているわけではないですが、もっと自分を表現する場に立ちたいなと考えています。これからは、自分がやりたいことを考える時間を大切に、表現者として専念していきたいです。」

手塩にかけて立ち上げたダンススクールは、バトンズを通して新たな経営者へとバトンタッチ。杉山様は、今後はご自身が描く未来に向かって、新たなステージに挑まれます。

杉山様の今後のさらなるご活躍を、バトンズ一同、心より応援いたしております!

 

【成約を支援したバトンズ:二木のコメント】
日本政策公庫様のご紹介で、杉山様からM&Aのご相談をいただきました。

杉山様は、新しい夢に挑戦するために事業譲渡を検討しており、なるべく早い交渉を望んでいました。そのため、早々に3社から以降表明を受け、よい買い手様とスピーディーなご成約が実現できたできたことは、大変喜ばしい限りです。

 

買い手様はM&Aの経験を何度もされている方でしたので、スピーディーな中でもきっちりと条件を整理していただきました。引継ぎもスムーズにできていると聞いております。

 

杉山様は新たなステージに進まれるということで、今後のご活躍を心より応援しております。

 

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