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M&Aで急拡大!不動産事業のタウングループが地域密着型のリフォーム会社を買収

2022年09月26日

土地やマンション等の売買仲介業と事務所・店舗の賃貸仲介・管理業を営んでいるタウングループは、八王子で26年間、住宅リフォーム工事業を営んできた株式会社マルカ創芸を2022年9月にM&Aでグループ化しました。急拡大しているタウングループで代表取締役を務めている清水英之様に、今回のM&Aと今後の展望についてお伺いしました。


 

譲渡企業
社名 株式会社マルカ創芸
業種 住宅リフォーム工事業
拠点 東京都
譲渡理由 後継者不在

 

 

譲受企業
引き継ぎ タウングループ
業種 不動産業
拠点 東京都
譲受理由 商流拡大

 


■突然のM&A。経験者だからこそわかる買収された側の社員の気持ち

タウングループは、東京板橋区を拠点にとして土地マンション等の売買仲介業を5年間、千葉松戸市では主として事務所・店舗の賃貸仲介・管理業を35年間営んでいます。これまで賃貸管理業等に伴う建設工事については全て外注されていましたが、グループで内製化したいとの思いがかねてからあり、M&Aを活用した引き継ぎを考え始められたそうです。

清水様が最初にM&Aというものを経験されたのは大学を卒業してすぐに入社した新築ハウスメーカーで営業職として在籍されていたときでした。折しも就職氷河期時代。経営状況が不安定であるという話は社内でそれとなく噂になっていたものの、清水様の入社から2年半が経ったある日、社員全員が大きな会議室に集められ、M&Aで自社が売却された、という事実を会社側から告知されました。

会社としては従業員の雇用はできる限り守りたいという気持ちから、販売部門と技術部門で分けていたうち、販売部門のみを切り出して売却という道を選ばれたようです。清水様は一度その会社を退職し、再就職という形で勤務し、通算して7年間をその会社で過ごされました。この時のご経験は後にご自身がM&Aで買収側になる際に大いに活きたそうです。

その後、新卒で入られた会社の上司が退職後に千葉県のハウスメーカーの役員になられるという話からお誘いがあり、転職。こうしてお声がけいただけることもそうそうないだろう、というところから新しい挑戦としての転職を決められ、その後7年間お勤めになられました。

 

■独立と、初めてのM&A。事業拡大をM&Aで進めていくために大切なこと。

そして37歳。サラリーマン生活も安泰ではない、いつかは独立する力を持ちたいという気持ちをカタチにすべく、タウングループの前身である「板橋不動産」を1人で立ち上げました。不安はないと言えば嘘になりますが、なんとかなんとかなるだろうという気持ちで思い切って起業されたそうです。

清水様の会社は順調に拡大。2019年には松戸市で35年間、主として事務所・店舗の賃貸仲介・管理業を営んできたタウン建設をM&Aで買収されました。イチから不動産会社を立ち上げた経験から、何もない状態から自分で始めることの大変さを味わい、すでにノウハウを持っており、顧客もついている会社を買収することで、自社の中で工事ができる機能を持とうと思ったのがきっかけだったそうです。

タウングループは事業を拡大していくうちに、内装や外装の工事についても相談を受けるようになりました。前回のM&Aから約3年。清水様はM&Aでさらに事業を拡大していこうと考えられてバトンズへ登録。そこで出会ったのがマルカ創芸でした。清水様にとって、高校と大学の併せて7年間の縁があった町田・八王子エリアはとても愛着がある土地。早速、実名交渉依頼を入れて、2022年4月28日に最初の面談に漕ぎ着けました。

 

■愛着のある地域で創業社長と握手。二人三脚で描く未来とは。

左から清水様、笠原様

最初の面談で清水様は、マルカ創芸の笠原社長に何をお話ししようかとても迷われたそうなのですが、7年間過ごしてきたエリアで事業をやりたいということを情熱を持って語られたそうです。

笠原社長の第一印象は「お優しそうな社長様」で、世の中いろいろな経営者がいる中でもこれから一緒に仕事をしていくのであれば、このような方と一緒にやっていきたいな、と思われたとのこと。

そんな清水様がM&Aで会社を買うときの決め手にしていることは、顧客基盤がしっかりしていることと、会社を立ち上げた社長と感性が合ってコミュニケーションが取りやすいかどうか。笠原社長が築いてきたマルカ創芸はその両方を兼ね備えつつ、加えて愛着のあるエリアを主戦場としていることから、またとはない出会いだったといいます。

そこからはとんとん拍子で交渉が進んでいき、2022年9月に無事、成約式を迎えました。

「マルカ創芸を引継げたことが喜ばしく、これからどんな事業が笠原社長とできるのか、お客様に喜んでもらうにはどうしたらいいのかを二人三脚で考えながら、一緒に頑張っていきたいと思っています。」と清水様。また、マルカ創芸からは3名の社員を引継ぐことになるので、まずは社員と関係性を築くことに注力されるそうです。

ご自身がM&Aされる側を経験したことから、頭ごなしに指示や命令をすると既存社員は反発してしまうということを強く感じられたそうで、対話を大事にしながら関係性を構築していきたいとのこと。

今後、タウングループは、一都四県に拠点を設けるべく、次は埼玉・神奈川・山梨地区にM&Aを活用してサービスエリアを広げていく予定です。不動産業界や建設業界で、相互にシナジー効果が得られるような会社とご縁があれば積極的にグループへお迎えされていく方針だそうです。

タウングループの躍進をバトンズ一同、楽しみにしております。

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