公開日 | 2023/05/17 |
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記載者 | 株式会社日本財務戦略セン... |
その他
コロナやウクライナ侵攻などが倒産など中小企業経営に与える影響について
中小企業経営に与える影響と倒産の傾向
新型コロナウイルスの感染は終息しつつありますが、ロシアによるウクライナ侵攻など、国内外の情勢が不安定な中、中小企業の経営は現在も大きな影響を受けています。
政府が講じた実質無利子・無担保融資(ゼロゼロ融資)の返済が2023年7月から本格化することで、資金繰りに困り倒産の危機に直面する企業も出てきています。
ゼロゼロ融資は、コロナ禍で影響を受けた中小企業を支援するために、2020年から始まった制度です。
最大で3億円まで融資を受けることができ、利子は都道府県が負担し、元本は信用保証協会が保証します。
しかしこの制度によって借り入れた金額は、約43兆円にのぼります。
そのうち約8割の企業が2023年度までに返済を始めることになっています。
しかしコロナ禍が長期化する中で、売り上げが回復しない企業や、円安や物価高などの新たな経営課題に直面する企業も多くあります。
特に2023年1月にロシアがウクライナに侵攻したことで、国際情勢が緊迫しました。
これにより原油や食品などの物価が急騰し、中小企業の経営費用が増加しました。
また円安も進み、輸入品や海外旅行などのコストも高騰しました。
同時に物価高対策のため賃金を上げる必要にも直面し、固定費・変動費の圧迫が中小企業系を苦しめていると言えるでしょう。
これらの経営環境の変化から企業にとって最大の危機である倒産の動向についてみてみたいと思います。
https://jfsc.jp/opinion/%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%83%8a%e3%82%84%e3%82%a6%e3%82%af%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%8a%e4%be%b5%e6%94%bb%e3%81%8c%e4%b8%ad%e5%b0%8f%e4%bc%81%e6%a5%ad%e7%b5%8c%e5%96%b6%e3%81%ab%e4%b8%8e%e3%81%88%e3%82%8b/