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「富裕層向けお掃除代行」を引き継ぎ。新たな市場で、自身の強みを活かす

2021年10月20日

広告代理業を主として活動する株式会社Herausforderer(ヘラオスフォルダラー)が、富裕層の家庭向けにクリーニング事業を行う「有限会社アオキサポート」を買収しました。株式会社Herausfordererの大峯様に、買収に至った背景や事業戦略についてお伺いしました。

ご縁があった、「クリーニング事業」へのチャレンジ

2018年8月に「株式会社Herausforderer」を立ち上げた大峯様は、自身の持ち味が活かせる領域で新たに事業を始めたいという想いがずっとあったそうです。今回が初めてのM&Aだったこともあり、1年以上かけて様々な案件を検討された大峯様。

現在経営されている広告代理業とのシナジー効果が見込める会社や、市場自体の伸びがある会社を中心に、バトンズなどのM&Aプラットフォームを通じて幅広くリサーチをしていました。様々な業種・業態を検討する中でとくに重要視していたポイントは、すでに0から1の仕組みができあがっている会社であること。

1を10に発展させていくことが得意の大峯様にとって、0⇒1のベースが確立されており、自分の中で「やれる」という仮説を立てることができれば、たとえ赤字であったとしても問題はなかった、と力強くおっしゃっていました。

様々な事業へアプローチする中でご縁があった「有限会社アオキサポート」は、これまで携わってきた広告・メディアとは全くの別業種。それでも、大峯様の頭の中では今後の事業展開についてイメージができていました。

有限会社アオキサポートは、富裕層向けに「お掃除代行」を行っている会社です。少子高齢化や未婚率の上昇に伴い、身の回りのことを外注する流れは、今後も加速していくだろうという見立てがあった大峯様。

これから伸びが期待できるアウトソーシングの事業であることに加えて、ターゲットが「富裕層」という単価が高いニッチな層に絞られている分、同業種の大手企業と差別化しやすいこと、また、「お客様の家の中に入る」という信頼性が重要となる業態で、すでに多数のお客様にご利用いただいていたこと、そして、現場を信頼して任せられる、実績を積んだ従業員の方々が在籍していたことなど、仕組みが見えていたことが魅力的だったとお話いただきました。

これまで広告業界という全く別の業界で事業を運営していたものの、新しくハウスクリーニング事業を引き継ぐことにそれほど不安はなかったそうです。

驚いたことは裕福層に特化しているからこその質の高いサービス

今回が初めてのM&Aであった大峯様ですが、売り手様とのコミュニケーションも円滑に行うことができ、スムーズに進めることができたそうです。また、売り手様側にM&A専門のアドバイザーがついていたため、必要資料の準備など、事務的な部分で非常に手助けしていただいたとおっしゃっていました。売り手様がご高齢のご夫婦だったこともあり、紙で多くの資料を管理されていたため、今後はIT管理も進めていきながら、業務の効率化を進めていきたいとお話いただきました。

事業を引き継いで半年が経った大峯様が、実際に事業を始めてみて想像以上だったことは、サービスの質。サービスを提供するときの金額帯から、質の良いお客様にご利用いただいていることはわかっていたものの、それに伴うクオリティの高いサービスを提供していたため、まったくクレームがないことに驚かれたそうです。

「富裕層に特化している」という部分で質の良いお客様が多いこともありますが、これまで有限会社アオキサポート様が培ってきたサービスの質があってこそとも言えますね。

事業拡大に向けて、働きやすい環境作りを

従業員は長く現場で活躍している方々のため、現場のやり方については従業員の方々に任せつつ、大峯様は「効率的に仕事ができる環境を整備すること」や、「給与などの待遇面を見直すこと」で、今まで以上に気持ちよく仕事ができるようにしていきたいと大峯様。

また、現在は少数精鋭で仕事を回しているため、新しいお客様を獲得するために積極的に採用活動を行っていくそうです。従業員が増えることで、既存の従業員の方々の負担を減らすことにもつながったり、お客様の要望にも柔軟に対応できるようになります。

クリーニング事業はお客様の家に直接訪問する必要があるため、従業員は基本的に女性。そうなると、女性に働きやすい環境であることが大切です。今後、新たに従業員を増やしていくために託児所を会社に構えるなど、雇用拡大に向けて柔軟に検討していくとお話いただきました。

今後の展望としては、まずは現在の活動範囲である東京4~5区のエリアで更にお客様を広げていきながら、新しいエリアへも進出してより多くのお客様にご利用いただけるような事業にしていきたいとのこと。さらに、もともとの広告代理業を営んでいることから、そちらの事業とのシナジー効果も検討しながら、M&Aも前向きに検討していくとおっしゃっていただきました。

Herausfordererの今後の発展をバトンズ一同、応援しております!

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