茨城県北相馬郡利根町の石材販売業「株式会社 石のエビハラ」があとつぎ募集中！

＊記事の内容は2025年3月24日公開時点のものです。最新情報や詳細情報は交渉内で確認してください。

◇茨城県北相馬郡利根町「株式会社 石のエビハラ」のストーリー

「株式会社 石のエビハラ」は海老原さんご夫妻が利根町に町営霊園が開園したことをきっかけに、平成4年に設立した石材店です。それまでは旦那様が東京でサラリーマンとしてお勤めをされていましたが、体調を崩されたことをきっかけに退社。旦那様のご実家が石材の産地として有名な桜川市の真壁町で石材店をしており、幼少期から馴染みがあった事業であることから開業されることを決意されました。開業当時から町営霊園などで墓石のニーズがあり、勢いに乗って会社は成長していきました。

会社の設立の当初から、旦那様が経理を担当され、海老原さんが営業をされていました。営業未経験の海老原さんでしたが、お子さんを育てていかねばならないという一心でパンフレットを持ち、顧客獲得のため毎日個人宅へ営業周りをされていました。しかし、利根町を中心に営業活動を行ったものの、なかなか契約が取れない時期が続いていました。

そこで、営業エリアを広げ、取手市まで足を延ばした際に、偶然、旦那様のご実家が経営する石材店をご存じの方と出会う機会がありました。その方を通じて新たなお客さんを紹介していただき、その後はお客さんがお客さんを呼ぶ形で、お客さんの輪が広がり、徐々に仕事が決まるようになりました。

その後もパンフレットを配るなどの営業活動で大きい墓地をお持ちの方からお墓を作って欲しいと大口の注文が入るなど海老原さんの地道な営業活動が実を結び、次第にお子さんの同級生や海老原さんが習い事でやられていた書道のお仲間からもご相談をいただくようになり、事業が成長していきました。多くの方の支えによってこれまで会社を経営してこられたという海老原さん。現在は旦那様が他界され海老原さん一人で「石のエビハラ」を経営されています。

現在のお客さんは、町営霊園までいらっしゃった方が立ち寄ってくださるのがほとんどです。付近に住んでいらっしゃる方は「石のエビハラ」のことはご存知なので、お墓を作るタイミングで問合わせをいただいています。

お仕事の流れとしては、お客さんから相談を受け、予算に合わせて石の種類や形を一緒に決めていきます。それからお墓の図面を作成し見積もりを出してお客さんに提示し、無事受注となったら石の問屋さんへ正式な図面の作成を依頼し、お客さんへ最終確認を行います。

そして墓石が1ヶ月半ほどで完成した後、墓所で基礎を作り組み立て工事を行います。1週間ほどの基礎工事ののち、建て上げをして2日程度で完成します。東日本大震災をきっかけに堅牢な墓作りを目指し、L字型金具やステンレス棒で補強してお墓作りをされるのが地域の特徴となっています。新規のお墓の設置はもちろん、最近では既存のお墓を取り壊す墓じまいも手掛けています。

海老原さん：「お客さんがいいのができたわ、と喜んでくださってくれるのが本当に嬉しいですね。細かいご要望に従って忠実にできて喜んでもらえた時は特に嬉しいです。」

30年以上に渡って地域密着で丁寧なお仕事をされてきた海老原さんですが、ご自身のご年齢や後継者がいない状況を踏まえ事業の継続について真剣に考えられました。特に納骨や墓石への文字入れなどのアフターサービスが必要なお客さんのことを考えると簡単に辞めてしまうことができないとの思いから、あとつぎの方を探すことをご決断されました。茨城県内で事業をお考えの方はぜひ引き継ぎについてご検討ください。

◇経営のポイント

・お客さんの獲得は地域密着で取り組んでいく必要がある

利根町の広報誌「広報とね」へ毎月広告を出していらっしゃいます。以前はダイレクトメールを出したこともありますが現在は行っておらず、広報活動としては広報誌への掲載とホームページだけです。アフターケアのことを考えると大々的に宣伝をしてエリアを外れてお仕事を受けるのが難しいので、地域に密着して知名度と信頼度を積み重ねていくことが大切です。現在は河内町・利根町・龍ケ崎市・取手市などのお客さんに多く利用してもらっています。

・納期には注意が必要

墓石の設置工事は雨天の場合は中止となり、さらにお彼岸の時期は工事ができません。お客さんに迷惑をかけないためにも納期には余裕を持つなどスケジュール管理には注意する必要があります。

◇あとつぎの募集要件

・誠実な方

お客さんに対して誠実に対応してくださる方が向いています。お客さんからの相談には真摯に対応し、しっかりお話を聞いてご納得いただくことが重要です。そういった最初の仕事に手を抜いてしまうとその影響は最後まで残り、何度も修理が必要になったりしますので最初から丁寧に対応することが大切です。地元の方々を大事にして密にコミュニケーションをとり、約束したことは必ず守るということができる方である必要があります。口コミでお客さんが増えていきますので、評判は大切にして経営される方をお待ちしております。

・個人の方でもあとつぎになることが可能

石の勉強は必要ですが、現在サラリーマンをやられている業界未経験の方でも引継ぎは可能です。1～2ヶ月は海老原さんが引継ぎ期間として教えてくださるのでご安心ください。同業界にいて独立を考えている方はもちろん、業界独自のルールや石の特徴を学ぶなど新しいことに挑戦し、茨城県で地元の方の支えになる地域密着の事業をしてみたい未経験の方もぜひご検討ください。

◇あとつぎになる魅力

・30年以上同じ土地で事業を継続してきた知名度のある会社を引き継げる

30年以上、海老原さんが地道に営業活動をしてきた土地で事業を引き継ぐことができます。元々、利根エリアには3件石材店がありましたが、今は「石のエビハラ」のみになりました。墓石の商売は地域密着でお客さんを増やしていくことが重要になりますので、新規で参入されるよりも顧客獲得につながりやすいというメリットがあります。その分これまで海老原さんが積み上げてこられた信頼に応えられるよう丁寧なお仕事をされていくことで、より売り上げを上げていける可能性があります。

※取り扱っている石のサンプル

・熟練の建て込み職人とのお付き合いをそのまま引き継げる

「石のエビハラ」がお願いしていた腕が確かな建て込み職人さんとのお付き合いをそのまま引き継ぐことができます。職人の見極めは難しく、いざお願いしてみないとどのような方かわかりませんが、20年近くお付き合いがあり、細かい指示がなくても理解して正確に進めてくださる信頼のおける職人さんとのお付き合いを引き継ぐことができます。

◇茨城県北相馬郡利根町「株式会社 石のエビハラ」のあとつぎとしての暮らし

利根町は茨城県の最南部にあり千葉県との県境に位置しています。東京都心からも40km圏内という立地から都心通勤者のベッドタウンとして栄えてきました。その名の通り日本一の流域面積を誇る「利根川」の流れとともに生きてきた水辺の町です。主な産業は農業で、お米を中心にいちご、アスパラガス、花卉などを生産しています。

町内には鉄道路線がありませんので、主な交通手段はバスと自動車です。豊かな自然に恵まれ、4月の桜の時期には利根川の河川敷に面した桜並木には多くの人で賑わい、8月には「納涼花火大会」が開催され、毎年周辺地域から多くの人が訪れています。

〇利根町への移住に関しては下記のホームページをご確認ください。
「From TONE ～移住を検討されているあなたへ」https://www.town.tone.ibaraki.jp/page/page004838.html