COMPANY
会社紹介
小さな夢の積み重ねで、次の50年も。
当社は、親会社である工業用計測機器メーカーの中核サプライヤーとして、必要な部品の調達・納入を主な事業としています。 長年培ってきた調達ノウハウと、親会社との緊密な連携により、高品質な部品を効率的に供給しています。
今後は、M&Aを通じて自社製造能力を獲得し、親会社への付加価値提供を高めるとともに、新規顧客の開拓も目指します。製造業のM&Aに積極的に取り組み、事業領域の拡大と企業価値の向上を図ります。

写真:代表取締役CEO 菅原士
半世紀以上の実績が生む
確かな信頼
親会社との強固な関係を活かし、安定した経営基盤で製造業を支える
M&Aが切り拓く
未来への成長戦略
親会社とのシナジーを活かし、新たな市場と技術領域へ挑戦
持続的成長を支える
経営基盤の強化
新規顧客開拓と事業多角化を推進し、変化する市場環境にも対応できる安定成長を確立
INTERVIEW
役員インタビュー
60年以上の歴史を持つ計測機器メーカーを支える中核サプライヤー

―事業内容
当社は、親会社である株式会社司測研の中核サプライヤーとして、半世紀以上にわたりその役割を果たしてきました。司測研は工業用計測機器メーカーとして60年以上の歴史を持ち、国内の自動車メーカーの技術を支える重要な存在です。その子会社である当社は、司測研が必要とする部品を海外のサプライヤーから調達し、納入する役割を50年以上にわたり担ってきました。
親会社である司測研の強みは、自動車メーカーの性能試験で使用される多くの計測機器を開発・製造してきた豊富な実績にあります。近年の自動車業界では、排気ガスの計測に加え、ガス中の粒子を高精度で計測する技術が求められており、高度化が進んでいます。この高度化に対応するため、技術革新に取り組み続けています。
これまで、当社の業務は大半が司測研に関するものでしたが、近年はそれ以外の新規顧客の開拓も進めております。現段階は、親会社である司測研とこれまで通り緊密に連携しつつ、一方で製造業に幅広く貢献していく企業体制を整えている途上にあります。
―事業への想い
もともと当社の代表取締役は、長年にわたって親会社である司測研の社長が兼務していました。その後、司測研の元従業員だった私が2024年1月より代表取締役に就任しました。私の役目は、長い歴史を持つ当社をしっかりと次世代につなげることです。
これを実現するために、我々は親会社に貢献することを基本としつつ、新たな挑戦にも取り組んでまいります。その挑戦の一環として、今回のM&Aを位置付けています。なお、この案件については、司測研の代表である大司社長と情報を共有しながら、着実に進めていく所存です。

高い技術力と人材を有する製造業とともに、事業シナジーの創出を期待
―M&Aの背景と戦略
今回、専門的な技術を持つ製造業の会社を譲受することでシナジーを創出し、親会社の事業拡大と弊社自身の成長を同時に実現していくことを目指しています。製造業の会社同士でM&Aをすることで、「人材確保」と「新規開拓」においてシナジーを創出できると考えています。
まず、「人材確保のシナジー」についてですが、今は多くの中小製造業が採用に苦労している実状があります。当社の親会社でも、技術者採用のハードルが上がっているのが現実です。M&Aにより両社の専門知識や技術を統合することで、より高度な製品開発が可能になります。これにより、業界内での競争力が向上し、優秀な人材を引き付けやすくなると考えています。
「新規開拓のシナジー」では、両社の顧客基盤を統合することで、新たな市場へのアクセスが可能になります。これにより、製品の販売機会が増加する見込みです。また、当社が独自に開拓した取引先を貴社にご紹介することも可能です。
―譲受したい企業
今回のM&Aで私たちが求めているのは、親会社である工業用計測機器メーカーと親和性がある製造業の会社です。製造業の中でも特にシナジーが高いと考えられるのは、「産業用機械製造・販売」や「制御盤設計製造」などのカテゴリーに属する会社です。
また、「機械等修理・メンテナンス」に分類される会社も相性が良いのではないかと感じています。それらに該当しない企業でも、司測研や当社と相性が良いと感じる製造業の経営者様がいらっしゃれば、お気軽にご相談いただきたいと思います。
当社の事務所は五反田にあるため、譲受企業様の所在地もアクセスのしやすい東京都内や神奈川県、埼玉県などの企業を想定しています。
我々は、債務超過や赤字の企業であっても、M&Aの可能性がないという考えではありません。改善可能性があれば十分に検討余地があるので、個別に財務状況を拝見させていただき、可能性を模索できればと思います。
―自社の強み・譲渡企業に提供できる価値
当社が譲渡企業様に提供できる価値としては、「安定的な経営環境」、「技術力の提供」、そして「調達ネットワーク」の3つがあります。
1つ目の「安定的な経営環境」についてですが、当社は親会社である司測研との強固な関係を活かし、安定した経営基盤を有しています。親会社は工業用計測機器メーカーの分野で高い信頼性を得たポジションを築いており、中長期的に安定した受注が見込まれます。
2つ目の「技術力の提供」についてですが、司測研は60年以上の歴史を持ち、豊富なノウハウを有しています。このノウハウを貴社に提供することで、技術力の向上や製造の効率化などを実現することが可能です。
また、司測研の社風の1つとして、技術者の人柄の良さが挙げられます。譲渡企業の従業員の皆様が技術的な質問をされた際には、司測研の経験豊富な従業員がきめ細かくサポートしてくれるはずです。
そして、3つ目の「調達ネットワーク」についてですが、当社は海外における複数のサプライヤーと、長年にわたる取引実績を誇っています。この調達ネットワークを貴社に活用していただくことで、コスト削減や納期短縮などに貢献することが可能です。

―M&A後の統合方針
M&Aでは譲渡側と譲受側の立場に分かれますが、「売り手と買い手は対等な関係である」というのが基本的な考え方です。そのため、お互いの歴史や企業文化を尊重しながら、自然な形で融合していくようなイメージを持っています。
技術者の人材不足が課題となる昨今において、従業員の皆様には継続雇用を前提としております。今回のM&Aの目的の1つは人材確保ですので、譲渡後も現場の責任者や技術者の方々が「引き続き残って働きたい」と思っていただけるよう、最大限の努力をしていきたいと考えています。
また、経営者様の処遇に関しては、M&A後もそのまま会社に残っていただきたいというのが私たちの希望です。特に、経営者様が自ら現場の陣頭指揮をとっている場合は、これまで通り業務に携わっていただけると大変助かります。ただし、それぞれ経営者様のご事情があると思いますので、まずはご要望を伺った上で話し合い、柔軟に調整していければと思います。
―成長戦略・経営ビジョン
当社の成長戦略において、今回のM&Aは非常に重要な位置を占めています。少なくとも2026年中にはM&Aを完了させ、新体制での活動を開始したいと考えています。その後、次の3年間でM&Aによるシナジーが確認できれば、2社目、3社目のM&Aを実行し、規模拡大を実現していくのが理想です。
一方で、親会社にとっても当社にとっても、今回のM&Aは初めての挑戦になるため、試行錯誤の連続になると思います。譲渡企業様、親会社の司測研、当社の3者で協力しながら、みんなにとってWin-WinとなるM&Aを目指してまいります。
MESSAGE
メッセージ
譲渡を検討している経営者の皆様へ
親会社の司測研は60年以上の歴史があり、それを支える弊社も50年以上の歴史を持っています。その間、日々信頼を積み重ねてきたことで、今日の私たちがあります。しかし、歴史が長い分、気付かぬうちに保守的になっている部分があるかもしれません。
今回のM&Aを通じて、異なる強みを持つ製造業の会社と出会い、融合することで、新しい技術や考え方が生まれるきっかけになると信じています。貴社との出会いが、次の半世紀の繁栄の礎となることを願い、共に未来を創りながら成長し続けていきましょう。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

POLICY
M&Aの方針
買収対象領域 | ・電子機械系製造業 ・計測機器関連製造業 |
M&Aの目的 | ・親会社とのシナジー創出 ・雇用開拓、人材確保 |
買収予算 | 数千万円〜1億円程度 |
希望エリア | 東京都、神奈川県、埼玉県 |
PRポイント | ・安定した経営基盤 ・60年以上の実績ある技術力 ・調達ネットワーク |
会社名 | 株式会社司商事 |
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所在地 | (本社) 〒158-0087 東京都世田谷区玉堤一丁目19番4号 (五反田オフィス) 〒141-0031 東京都品川区西五反田7丁目22番17号 五反田TOCビル10階 |
代表者 | 菅原 士 |
従業員数 | 5名未満 |
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