レポート

2018.10.19

「あとつぎ会議」に参加してきました①

▼2018年10月17日都内某所、事業承継の在り方を変え得るイベントが開催されました。その名も「あとつぎ会議」。後継ぎとも跡継ぎとも表されることがありますが、今、この“あとつぎ”の意味が少しずつ変わろうとしています。ご親族に経営者がおられる方も多いと思いますが、そんなあなたのために「あとつぎ会議」をレポートします。

 

 

「あとつぎ会議」登壇者

 

最初にご紹介するのは、AMD株式会社代表取締役、千布真也(ちふしんや)氏です。代官山と石川県という一見変わった2か所に拠点を置くブランディングエージェンシーを経営し、最近石川県金沢市の伝統産業が後継ぎ不在で廃業しようとしていたところを引き継ぎ、まさに今“あとつぎ”として新たな一歩を踏み出したところです。

次にご紹介するのは、川崎商工会議所中小企業振興部部長、中野雅之(なかのまさゆき)氏です。川崎市では、2017年末、川崎市、川崎商工会議所、川崎市産業振興財団、川崎信用金庫の4者で、川崎市内42,000の中小企業が廃業していくことに危機感を感じ「KAWASAKI事業承継市場」と銘打ち承継支援に取組まれています。川崎市といえば京浜工業地帯の中核ですが、近年大企業の生産拠点が海外にシフトし、また経営者の高齢化も進んでいます。「もういいんだ、廃業するよ」という経営者の声を聞き、1%でも廃業を食い止めるべく市を挙げて挑んでいます。

さらにもう一人、中小企業庁事業環境部財務課税制企画調整官、市川紀幸(市川のりゆき)氏です。今や、国全体でも経営者の事業承継が課題認識されています。事業引継ぎ支援センターなど行政の相談窓口を設置し、どんな方でもご相談できるような体制が整っています。

そして、アンドビズ株式会社代表取締役社長兼CEO、大山敬義(おおやまたかよし)です。これまでにない、経営者のための全国からの“あとつぎ探し”サービスを展開し、地方経済を担う地域事業者の未来の可能性を拡げることから、多くの地方自治体からも熱視線を浴びています。

最後になります。イノベーションについて研究されている事業構想大学院大学イノベーション推進局局長、織田竜輔氏がファシリテーターとして登壇され、事業承継という永く続く日本の伝統に、イノベーションという鋭い切り口を加えてくれます。

 

 

紹介だけで長くなってしまいましたので、次回本編についてレポートいたします。大廃業時代が叫ばれる日本ですが、今ここに光が見えつつあるように感じています。

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