バトンズは「価値ある事業を、次世代にバトンタッチ」というコンセプトのもと、挑戦する次世代を後押しするサービスを展開しています。その一環として、次世代の宇宙への挑戦を応援するプロジェクトを開始します。
バトンズが次世代にかける想い
2021年2月、帝国データバンクの調査によると、日本の社長の平均年齢が初めて60歳を超えました。経済産業省の2019年2月の調査では、2025年には経営者が70歳以上の企業割合は64%に、そのうち後継者不在の企業は約50%の127万社にのぼると発表されました。
2015年9月、国連サミットでは持続可能な開発目標「SDGs」が採択されました。17のゴールと169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っているものです。
私たちが「スモールM&A」にスポットライトを当て始める前、日本はたくさんの価値ある小規模事業を取り残してきました。従来、M&Aや事業承継と呼ばれるものは、大企業や売上高約2億円以上の中規模事業者のみを対象としたサービスだったためです。
地球規模で持続可能な開発、誰一人取り残さない世界の実現を目指している時代で、私たちM&Aプラットフォーマーにできること。それは、小規模でも先人が築いてきた「価値ある事業」を、「貴重な経営資源」を、次の世代にバトンタッチするお手伝いをすること。今までそこになかった「縁」をインターネットの力で繋ぎ、経営者や経営者候補である次の世代のためのインフラになること。そして、バトンを受け取った次世代を応援していくことでした。
次世代を応援する具体的な取り組み
2021年4月より、宇宙空間へ低コスト・オーダーメイドのロケット打ち上げサービスを提供するインターステラテクノロジズ株式会社(以下IST)(北海道広尾郡大樹町、代表取締役社:長稲川貴大)を応援するため、ISTのパートナーシッププログラム「みんなのロケットパートナーズ」のパートナーズ企業として1年間活動を行います。
参考)みんなのロケットパートナーズ詳細:http://www.istellartech.com/minroke
ISTは、世界一低価格で、便利なロケットの開発を目指している企業です。従来は高性能・高価格のロケットが中心で、1回あたりの打ち上げ費用も40億〜100億円と高額であることから国内のロケット打ち上げ機会も年間最大6回程度にとどまっていました。ISTは設計・製造・試験・打ち上げまでを一気通貫で内製すること、コアの技術を内部に持つこと、一つ一つの部品の見直し時には既製品も取り入れるなどの工夫を行い、圧倒的な低価格を実現し、ロケットの打ち上げ機会を増やし、宇宙を身近にしようとしています。ビッグデータの活用が期待される中で、データを収集する人工衛星の需要は伸びていますが、衛星をよりリーズナブルに宇宙空間に運ぶことができれば次世代の社会は便利に、よりよく変わっていきます。
今まで、限られた一部の人しか目指すことのできなかった宇宙事業を、民間の会社が日本で事業として成立させることができれば、宇宙が日本の新たな産業となり、多くの次世代が宇宙事業へ携わることができます。バトンズが事業引継ぎを支援した次世代が、いつか宇宙事業の力を追い風に大きく羽ばたく日が来るかもしれません。
バトンズは今後、「地球と宇宙」をつなぐバトンともいうべき純国産ロケット開発の応援を通じて、「現在と未来」の経営者達をつなぐ企業へと成長していきます。